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MOE emission factor database · Ver.3.5

[7] 電気・熱使用量当たりの排出原単位

シート「7電気・熱」 · 環境省 排出原単位データベース Ver.3.5(2025年3月リリース)

ScopeScope 1Scope 2
Scope 3Cat.1 購入製品Cat.2 資本財Cat.3 燃料・エネCat.4 輸送上流Cat.5 廃棄物Cat.6 出張Cat.7 通勤Cat.8 リース上流Cat.9 輸送下流Cat.10 製品加工Cat.11 製品使用Cat.12 製品廃棄Cat.13 リース下流Cat.14 FCCat.15 投資

●は環境省の原本でこのシートが「該当する」と示しているScope・カテゴリ。

TANSO解説 — このシートの要点

Scope2で計上した電力・熱の「発電より上流」(燃料の採掘・輸送など)の排出をCat.3として計上するための係数です。IDEAの日本平均電力(2017年度構成)から発電所での直接排出分を差し引いた値で、Scope2の活動量にそのまま掛けられます。燃料(石炭・石油製品・都市ガスなど)の上流分は、IDEA v2.3を持っていればそのコード、持っていなければ表7-2(GLIO金額ベース)で代替します。

使い方

  • Cat.3(電力分)= Scope2で使った電力使用量(kWh)× 0.0682 kgCO2e/kWh。
  • 燃料分は「燃料調達額 × 表7-2の係数」または IDEA の該当プロセスで算定します。

注意点

  • 送配電ロス分の排出は含みません(基本ガイドラインの定義)。
  • 電力の値は2017年度の電源構成に基づく固定値で、再エネメニューを買っていても変わりません。
  • Ver.3.5でIDEA v2.3のサポート終了を見越した代替が追加されました。以前のバージョンと係数の出典が違う点に注意してください。

Ver.3.6 での扱い

Ver.3.6 でこのシートは 2 セル更新されています。最新版はVer.3.6 の同じシートを参照してください。

原本の内容(Excelシート「7電気・熱」を再構成)

以下は環境省が公開するExcel(DB_V3-5.xlsx)の当該シートを、文言・数値を変えずにHTMLへ再構成したものです。数値はExcelの表示形式に合わせて丸めて表示し、マウスオーバーで全桁を表示します。

排出原単位について

電気は331111017「電力, 日本平均, 2017年度」の構成を基に算出し、蒸気については工業用水調達段階を考慮しています。IDEA v2.3の公式ユーザーサポートの停止に伴い、電力・蒸気以外(石炭・原油・天然ガス、石油製品、都市ガス)の原単位については、産業連関表データベースの排出原単位(GLIO:2005年表)より一部抜粋し、本シートへ追加しました(全体版は、サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(ver.3.5)の「5産連表DB」を参照)。産業連関表データベースの排出原単位を用いて算出した場合、これまでのIDEA v2.3と比べて算定結果に乖離が発生することにご留意ください。
なお、IDEA v2.3のデータベースを既に所有・利用している事業者については、[参考] 関連するIDEAv2.3排出原単位名称を参照して従来通り算定することも可能ですので、事業者の判断により排出原単位を採用してください。
下記以外にも、その他のデータベースを参照して算定することができます(詳細は「a国内DB一覧」を参照)。

カテゴリ3の排出量はScope1,2排出量の算定において用いた活動量(エネルギー消費量)に、カテゴリ3用の排出原単位を乗じることで算定することができます。カテゴリ3において用いることができる排出原単位の例は下記の通りです。

Ver.3.6で変わるセル(1)。マウスオーバーで新値
■電力、蒸気サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(ver.3.5)[7]電気・熱使用量あたりの排出量(表7-1)
■燃料IDEA v2.3のデータベースを所有している場合サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(ver.3.5)[a]国内の排出原単位データベースより、「IDEAv2.3(サプライチェーン温室効果ガス排出量算定用)」を参照。(参考)
なお、051112801「一般炭の燃焼エネルギー」等は、システム境界に「使用(燃料)」を含み、Scope1,2排出量と重複するため、カテゴリ3排出量算定の原単位としては不適切。
IDEA v2.3のデータベースを所有していない場合産業連関表ベースの排出原単位(GLIO:2005年表)を参照(表7-2)
※参考・・・LCIデータベース IDEA version 2.3 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 社会とLCA 研究グループ, 一般社団法人サステナブル経営推進機構

表7-1. 燃料調達時の排出原単位(電力・蒸気)

エネルギー種排出原単位
電力0.0682kgCO2e/kWh
蒸気0.0328kgCO2e/MJ

表7-2. 燃料調達時の排出原単位(燃料)

No.列コード部門名①物量ベースの
排出原単位
②金額ベースの排出原単位(参考)単価
生産者価格ベース購入者価格ベース(品目別生産額表2005より)
(内生部門計:輸送除く)
GHG排出原単位(I-A)-1GHG排出原単位(I-A)-1GHG排出原単位(I-A)-1
t-CO2eq/○○t-CO2eq/百万円t-CO2eq/百万円百万円/○○
3371101石炭・原油・天然ガス0.168t8.067.560.02075t
135211101石油製品0.573kl8.607.130.06360kl
292512101都市ガス0.497千m35.575.570.08929千m3
※5産連表DBの産業連関表ベースの排出原単位(GLIO:2005年表)より一部抜粋

出典: Keisuke Nansai, Yasushi Kondo, Shigemi Kagawa , Sangwon Suh , Kenichi Nakajima, Rokuta Inaba, and Susumu Tohno (2012), Estimates of Embodied Global Energy and Air-Emission Intensities of Japanese Products for Building a Japanese Input-Output Life Cycle Assessment Database with a Global System Boundary, Environmental Science & Technology, 46(16), 9146-9154.、平成17年(2005年)産業連関表品目別国内生産額表

IDEAv2.3における排出原単位名称

[参考] 関連するIDEAv2.3排出原単位名称

IDEA製品コード製品名
051112000一般炭
052111000原油
052112000天然ガス
052112201液化天然ガス(LNG)
181111000ガソリン
181112000ナフサ
181114000灯油
181115000軽油
181116000A重油
181117000B重油
181118000C重油
181124000液化石油ガス(LPG)
341111000都市ガス

出典・引用

出典: 環境省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.5)」シート「7電気・熱」(グリーン・バリューチェーンプラットフォーム)。原本の再構成部分は政府標準利用規約に基づく二次利用、解説部分はTANSO編集部の著作物です。算定・開示に用いる際は原本Excelで最終確認してください。

TANSO 炭素「[7] 電気・熱使用量当たりの排出原単位(環境省 排出原単位データベース Ver.3.5)」 https://tansodb.com/ef/v3-5/7-electricity-heat

係数を選んだら、次は活動量。

Scope3の15カテゴリを実務目線で整理した記事と、自社の対応状況を3分で測る診断があります。

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