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MOE emission factor database · Ver.3.6

[3] 日本国温室効果ガスインベントリ報告書における【冷媒の使用】に関する 排出係数

シート「3冷媒の使用」 · 環境省 排出原単位データベース Ver.3.6(2026年4月リリース) · 最新版

ScopeScope 1Scope 2
Scope 3Cat.1 購入製品Cat.2 資本財Cat.3 燃料・エネCat.4 輸送上流Cat.5 廃棄物Cat.6 出張Cat.7 通勤Cat.8 リース上流Cat.9 輸送下流Cat.10 製品加工Cat.11 製品使用Cat.12 製品廃棄Cat.13 リース下流Cat.14 FCCat.15 投資

●は環境省の原本でこのシートが「該当する」と示しているScope・カテゴリ。

TANSO解説 — このシートの要点

業務用冷凍機・空調機からの冷媒(HFC)漏えいをScope1(自社設備)やCat.4・9(物流拠点)で計上するための係数です。日本国温室効果ガスインベントリ報告書の「使用時排出係数(年間漏えい率)」を機種別に整理しており、2015年以前と2016年以降で値が分かれています(例: ビル用パッケージエアコン 3.5% → 2.9%)。

使い方

  • CO2換算値 = Σ(機器に充填されているHFC量 × 年間漏えい率 × GWP)。GWPは温対法の算定・報告マニュアルの値を使います。
  • 機器の台数と冷媒充填量(kg)を機種・冷媒種類別に把握するところから始めます。設備台帳やフロン排出抑制法の点検記録が役立ちます。

注意点

  • 漏えい率には機器整備時に回収される冷媒量も含まれているため、排出量は過大評価になります。回収量を把握できれば差し引けます(Ver.3.6で明記)。
  • フロン排出抑制法の「算定漏えい量」報告と概念は似ていますが、対象機器や係数の扱いが異なるので混同しないでください。

関連リンク

Ver.3.5 からの変更

このシートでは 5 セルが変わっています(主な文言の変更は次のとおり)。詳しくは変更点のまとめを参照。

セルVer.3.5Ver.3.6
A26出典:日本国温室効果ガスインベントリ報告書2024年 温室効果ガスインベントリオフィス(GIO)編出典:日本国温室効果ガスインベントリ報告書2025年 温室効果ガスインベントリオフィス(GIO)編
A28HFCの使用量、使用時排出係数、地球温暖化係数から次の算出式に基づきCO2換算値を算出します。 HFCの使用量は冷媒を使用する機種別かつHFCの種類別に調査します。 使用時排出係数は表4を用います。 地球温暖化係数(GWP)は「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」を参照します。 使用時排出係数(年間漏えい率)には、HFCの使用量、使用時排出係数、地球温暖化係数から次の算出式に基づきCO2換算値を算出します。 HFCの使用量は冷媒を使用する機種別かつHFCの種類別に調査します。 使用時排出係数は表4を用います。
A29地球温暖化係数(GWP)は「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」を参照します。 使用時排出係数(年間漏えい率)には、機器整備時に回収される冷媒量を排出分として含んでいる (排出量が過大に評価されている)ことに留意が必要です。 機器整備時に回収される冷媒量を把握することができれば次の算定式から減じることが可能です。
A30CO2換算値=Σ(HFCの使用量×使用時排出係数×地球温暖化係数)
A31CO2換算値=Σ(HFCの使用量×使用時排出係数×地球温暖化係数)

原本の内容(Excelシート「3冷媒の使用」を再構成)

以下は環境省が公開するExcel(DB_V3-6.xlsx)の当該シートを、文言・数値を変えずにHTMLへ再構成したものです。数値はExcelの表示形式に合わせて丸めて表示し、マウスオーバーで全桁を表示します。

表4. 機種別HFCの種類及び年間漏えい率

機種HFCの種類使用時排出係数
(年間漏えい率)
~2015年2016年~
大型冷凍機遠心式冷凍機HFC-134a、R404A等7%5.3%
スクリュー冷凍機同上12%8.9%
中型冷凍冷蔵機器別置型冷蔵ショーケースR-404A、R-410A等16%8.9%
冷凍冷蔵ユニットR-404A 等17%8.9%
コンデンシングユニットR-404A、R-410A等13%8.9%
冷凍冷蔵用チリングユニットR-407C、R-410A等6%0.8%
その他1)R-404A、HFC134a等15%8.9%
業務用空調機器ビル用パッケージエアコンR-410A、R-407C 等3.5%2.9%
店舗用パッケージエアコンR-410A、R-32等3%1.0%
設備用パッケージエアコンR-410A、R-407C等4.5%1.8%
GHPR-410A、R-407C等5%2.7%
空調用チリングユニットR-410A等6%0.8%
小型冷凍冷蔵機器内蔵型冷蔵ショーケースR-404A、HFC134a等2%1.0%
その他 2)HFC-134a、R410A等同上同上

出典:日本国温室効果ガスインベントリ報告書2025年 温室効果ガスインベントリオフィス(GIO)編

HFCの使用量、使用時排出係数、地球温暖化係数から次の算出式に基づきCO2換算値を算出します。
HFCの使用量は冷媒を使用する機種別かつHFCの種類別に調査します。
使用時排出係数は表4を用います。

地球温暖化係数(GWP)は「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」を参照します。
使用時排出係数(年間漏えい率)には、機器整備時に回収される冷媒量を排出分として含んでいる
(排出量が過大に評価されている)ことに留意が必要です。
機器整備時に回収される冷媒量を把握することができれば次の算定式から減じることが可能です。 リンク

CO2換算値=Σ(HFCの使用量×使用時排出係数×地球温暖化係数)

出典・引用

出典: 環境省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.6)」シート「3冷媒の使用」(グリーン・バリューチェーンプラットフォーム)。原本の再構成部分は政府標準利用規約に基づく二次利用、解説部分はTANSO編集部の著作物です。算定・開示に用いる際は原本Excelで最終確認してください。

TANSO 炭素「[3] 日本国温室効果ガスインベントリ報告書における【冷媒の使用】に関する 排出係数(環境省 排出原単位データベース Ver.3.6)」 https://tansodb.com/ef/v3-6/3-refrigerant

係数を選んだら、次は活動量。

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