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MOE emission factor database · Ver.3.6

[4] 積み上げベースの排出原単位

シート「4積み上げDB」 · 環境省 排出原単位データベース Ver.3.6(2026年4月リリース) · 最新版

ScopeScope 1Scope 2
Scope 3Cat.1 購入製品Cat.2 資本財Cat.3 燃料・エネCat.4 輸送上流Cat.5 廃棄物Cat.6 出張Cat.7 通勤Cat.8 リース上流Cat.9 輸送下流Cat.10 製品加工Cat.11 製品使用Cat.12 製品廃棄Cat.13 リース下流Cat.14 FCCat.15 投資

●は環境省の原本でこのシートが「該当する」と示しているScope・カテゴリ。

TANSO解説 — このシートの要点

Cat.1(購入した製品・サービス)の原単位には、製品ごとのLCAデータを積み上げた「積み上げベース」(IDEAなど)と、産業連関表から部門平均を出した「産業連関表ベース」の2種類があります。このシートは両者のメリット・デメリットと、どちらを使うかを決めるディシジョンツリーを示すもので、係数そのものは載っていません。

使い方

  • 活動量が物量(t・個)で、その品目に合う積み上げ原単位があれば積み上げベースを優先します。
  • 活動量が金額しかない、または品目が合わない場合は[5] 産業連関表ベースへ進みます。
  • 国内の積み上げDBは主にIDEA(産総研)です。ライセンスの案内は[a] 国内DB一覧を参照してください。

注意点

  • 積み上げ原単位はシステム境界(Cradle to Gate か Gate to Gate か)を必ず確認してください。Gate to Gate のデータは上流分を足す必要があります。
  • 同じ製品でもDBごとに値が数割違うことは珍しくありません。基準年からDBを変えるときは再計算の要否を検討します。

原本の内容(Excelシート「4積み上げDB」を再構成)

以下は環境省が公開するExcel(DB_V3-6.xlsx)の当該シートを、文言・数値を変えずにHTMLへ再構成したものです。数値はExcelの表示形式に合わせて丸めて表示し、マウスオーバーで全桁を表示します。

排出原単位について

カテゴリ1における排出量等の算定のための排出原単位としては、積み上げベースと産業連関表ベースの双方の排出原単位を用いることができます。

なお、下表に示す通り、積み上げベースと産業連関表ベースの排出原単位には、それぞれメリット・デメリットがあるため、それらの性質を十分に理解した上で、下図に示すディシジョンツリーに基づき、これらを併用することが望ましいです。

積み上げベースと産業連関表ベースの排出原単位のメリット・デメリット

メリットデメリット
積み
上げ
ベース
◎ライフサイクルの各段階で投入した資源・エネルギー(インプット)と排出物(アウトプット)を詳細に収集・集計しているため、高精度。●ライフサイクルに含まれるプロセスは非常に複雑であり、積み上げ法により排出原単位を作成するには多大な労力が必要。
◎現実のプロセスに対応しており、データの代表性も高い。○網羅的な整備が難しいため必要な原単位が存在しない可能性あり。
産業連関表
ベース
◎社会に存在するすべての財・サービスの生産に伴う直接・間接的な排出量を把握することが可能。◎産業連関表では社会に存在するすべての財・サービスを400種類にまとめて分類しており、一つの部門に該当する商品やサービスは複数存在することが多く、原単位はそうした多種の製品の平均的な単位生産額あたりの排出量を示しており、詳細な分析は困難。
○社会に存在するすべての財・サービスの排出量を把握しているため必要な原単位を入手可能。

※ ●:原単位作成者の視点、○:原単位使用者の視点、◎:原単位作成者・使用者共通の視点

図(Excelの図形をTANSO編集部が再構成)

活動量は物量か、金額か?
金額→ [5] 産業連関表ベース ②金額ベースの排出原単位を使う
物量↓ 次の問いへ
活動量の分類に合致する排出原単位が(積み上げDBに)存在するか?
はい→ [4] 積み上げベース(IDEA等)の排出原単位を使う
いいえ→ [5] 産業連関表ベース ①物量ベースの排出原単位を使う。物量ベースの原単位がない部門は②金額ベースへ

○積み上げベースの排出原単位

積み上げベースの排出原単位として、「IDEA(Inventory Database for Environmental Analysis)」を使用することができます。

出典・引用

出典: 環境省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.6)」シート「4積み上げDB」(グリーン・バリューチェーンプラットフォーム)。原本の再構成部分は政府標準利用規約に基づく二次利用、解説部分はTANSO編集部の著作物です。算定・開示に用いる際は原本Excelで最終確認してください。

TANSO 炭素「[4] 積み上げベースの排出原単位(環境省 排出原単位データベース Ver.3.6)」 https://tansodb.com/ef/v3-6/4-process-based

係数を選んだら、次は活動量。

Scope3の15カテゴリを実務目線で整理した記事と、自社の対応状況を3分で測る診断があります。

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