●は環境省の原本でこのシートが「該当する」と示しているScope・カテゴリ。
TANSO解説 — このシートの要点
このシートには数値がありません。Scope1(燃料の燃焼など)とScope2(購入電力・熱)の排出係数は、温対法の算定・報告・公表制度(SHK制度)で定められた「算定方法・排出係数一覧」「電気事業者別排出係数一覧」「ガス事業者別排出係数一覧」をそのまま使う、という方針が書かれています。Scope3でも、拠点のエネルギー使用(Cat.8・10・11・13・14)にはこの係数を使います。
使い方
- 燃料・電力・熱の係数は環境省の算定方法・排出係数一覧から取得します(年度ごとに更新)。
- 電力はロケーション基準なら全国平均(代替値)、マーケット基準なら契約している電気事業者・メニューの調整後排出係数を使います。
- CH4・N2O・HFC等は係数にGWP(地球温暖化係数)を掛けてCO2換算します。GWPも同じマニュアルに載っています。
注意点
- SHK制度は「制度の対象活動」だけを扱うため、Scope1・2の全活動を網羅しているわけではありません。対象外の活動は[a] 国内DB(IDEA等)で補います。
- 報告書では、より実態に沿った係数(自社実測など)を使うことも認められています。
関連リンク
Ver.3.6 での扱い
Ver.3.6 でもこのシートの内容に変更はありません。
原本の内容(Excelシート「1温対法」を再構成)
以下は環境省が公開するExcel(DB_V3-5.xlsx)の当該シートを、文言・数値を変えずにHTMLへ再構成したものです。数値はExcelの表示形式に合わせて丸めて表示し、マウスオーバーで全桁を表示します。
排出原単位について
「地球温暖化対策の推進に関する法律(以下、温対法)」に基づく「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」、「電気事業者別排出係数一覧」及び「ガス事業者別排出係数一覧」を使用することができます。 リンク
上記制度で対象とする活動に対する排出係数のため、Scope1、Scope2の活動の全体を把握するものではありません。
また、二酸化炭素以外のメタン、一酸化二窒素等7ガスについては、各排出係数の地球温暖化係数を乗じることで、CO2eq排出量に換算することができます。
なお、算定・報告・公表制度においては、報告の際にはより実態に沿った排出係数を用いることもできます。
出典・引用
出典: 環境省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.5)」シート「1温対法」(グリーン・バリューチェーンプラットフォーム)。原本の再構成部分は政府標準利用規約に基づく二次利用、解説部分はTANSO編集部の著作物です。算定・開示に用いる際は原本Excelで最終確認してください。
TANSO 炭素「[1] 温対法算定・報告・公表制度における排出係数(環境省 排出原単位データベース Ver.3.5)」 https://tansodb.com/ef/v3-5/1-shk
係数を選んだら、次は活動量。
Scope3の15カテゴリを実務目線で整理した記事と、自社の対応状況を3分で測る診断があります。