ScopeScope 1Scope 2
●は環境省の原本でこのシートが「該当する」と示しているScope・カテゴリ。
TANSO解説 — このシートの要点
日本で使える主な原単位DBを横並びにした一覧表です。温対法(SHK)、国立環境研究所のGLIO、産総研のIDEA(v3、v2、環境省ライセンスのv2.3)、LCA日本フォーラムのJLCAデータベースについて、作成機関・最終更新年度・CO2以外のGHGの考慮・データ形式(Cradle to Gate / Gate to Gate)と、Scope1・2・Scope3の15カテゴリごとに「◎そのまま使える/○事務局の加工データあり/△自分で加工/※条件付き」を示しています。
使い方
- カテゴリごとに◎のDBから探すのが近道です。Cat.1〜5・12はIDEA、Scope1・2と拠点系のカテゴリはSHKが◎です。
- IDEA v2.3は環境省が特殊ライセンスを取得しており、自組織のサプライチェーン排出量算定に限って無償で使える枠組みがあります(申請方法はリンク先)。
注意点
- GLIOの最終更新年度は2005年です。Cat.1の金額ベース算定に使うときは時間的適合性の限界を理解しておきます。
- J-LCAは有料会員制で、SHK対象外の活動のみに※付きで適用可とされています。
関連リンク
Ver.3.5 からの変更
このシートでは 1 セルが変わっています(主な文言の変更は次のとおり)。詳しくは変更点のまとめを参照。
| セル | Ver.3.5 | Ver.3.6 |
|---|---|---|
| G32 | http://ghg-santeikohyo.env.go.jp/calc | https://policies.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/calc.html |
原本の内容(Excelシート「a国内DB一覧」を再構成)
以下は環境省が公開するExcel(DB_V3-6.xlsx)の当該シートを、文言・数値を変えずにHTMLへ再構成したものです。数値はExcelの表示形式に合わせて丸めて表示し、マウスオーバーで全桁を表示します。
Ver.3.5から変わったセル(1)。マウスオーバーで旧値
| データベースの名称 | データ形式 | 適用可能原単位DB | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Cradle | Gate | 【SHK】 温対法算定・報告・公表制度 | 【GLIO】 グローバルサプライチェーンを考慮した環境負荷原単位 | 【IDEA】 Inventory Database for Environmental Analysis version 3 | 【IDEA】 Inventory Database for Environmental Analysis version 2 | 【IDEA】 ※IDEAv2.3(サプライチェーン温室効果ガス排出量算定用) | 【J-LCA】 JLCAデータベース | ||||
| to | to | ||||||||||
| Gate | Gate | ||||||||||
| 作成機関 | 環境省、経済産業省 | 独立行政法人国立環境研究所 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所、 一般社団法人サステナブル経営推進機構 | LCA日本フォーラム | ||||||
| 最終更新年度 | 2024 | 2005 | 2024 | 2019 | 2024 | ||||||
| CO2以外の温室効果ガスの考慮 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
| データベースの概要・特徴 | 地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)に基づく、「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」で示されている排出係数の一覧表です。 | Global link input-output (GLIO) モデルを用いて、3EIDのシステム境界を日本国内から世界231の国や地域を含むグローバルなシステム境界へと拡張したものです。従来の3EIDの国産技術仮定による原単位((I-A)-1型)と比較すると、サプライチェーンを通じて国内外で発生している環境負荷量をより実態的に捉えた原単位となっています。 | 積み上げ法に基づいた、高い網羅性・完全性・代表性・透明性を有したデータベースを構築することを目的とした開発を実施し、非製造業、製造業、電力・都市ガス、上下水道など、すべての製品に関わる内容は網羅性を担保しています。一方、加工に関しては一部を除き、現段階では網羅性を担保していません。 | 積み上げ法に基づいた、高い網羅性・完全性・代表性・透明性を有したデータベースを構築することを目的とした開発を実施し、非製造業、製造業、電力・都市ガス、上下水道など、すべての製品に関わる内容は網羅性を担保しています。一方、サービス・加工に関しては一部を除き、現段階では網羅性を担保していません。 | 2020年4月から、環境省は IDEAv2 の特殊ライセンスを取得しています。このライセンスによって、環境省から使用を許可されたエンドユーザーは「自組織のサプライチェーンにおける温室効果ガス排出量算定」を行う目的に限って IDEAv2 を使用することができます。ただし、データセット数は3800以上⇒1200に制限されております。 ※公式ユーザーサポートの終了に伴い、特殊ライセンスの配布は終了しました。 | インベントリ分析用データ、インパクト評価用データ、および、文献データから構成されおり、データベースの利用にはLCA日本フォーラムへの入会(有料)が必要です。 | |||||
| 対象 | 自社 | Scope1 | 直接排出 | ○ | ◎ | ◎ | ※ SHK対象外の活動のみ | ||||
| Scope2 | エネルギー起源の間接排出 | ○ | ◎ | ||||||||
| 上流 | 1 | 購入した製品・サービス | ○ | ○ | ◎ | △ | |||||
| 2 | 資本財 | ○ | ○ | ◎ | △ | ||||||
| 3 | Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー関連活動 | ○ | ◎ | △ | |||||||
| 4 | 輸送、配送(上流) | ○ | (○) | ◎/△ | ○ | ◎ | △ | ||||
| 5 | 事業から出る廃棄物 | ○ | ◎ | △ | |||||||
| 6 | 出張 | ○ | (○) | ◎ 燃料使用量当たりのみ | △ 燃料使用量当たりのみ | ||||||
| 7 | 雇用者の通勤 | ○ | (○) | ◎ 燃料使用量当たりのみ | △ 燃料使用量当たりのみ | ||||||
| 8 | リース資産(上流) | ○ | ◎ | ◎ | ※ SHK対象外の活動のみ | ||||||
| 下流 | 9 | 輸送、配送(下流) | ○ | (○) | ◎/△ | ○ | ◎ | △ | |||
| 10 | 販売した製品の加工 | ○ | ◎ | ◎ | ※ SHK対象外の活動のみ | ||||||
| 11 | 販売した製品の使用 | ○ | ◎ | ◎ | ※ SHK対象外の活動のみ | ||||||
| 12 | 販売した製品の廃棄 | ○ | ◎ | △ | |||||||
| 13 | リース資産(下流) | ○ | ◎ | ◎ | ※ SHK対象外の活動のみ | ||||||
| 14 | フランチャイズ | ○ | ◎ | ◎ | ※ SHK対象外の活動のみ | ||||||
| 15 | 投資 | ○ | ◎ | ||||||||
| データリスト(リンク) | https://policies.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/calc.html | http://www.cger.nies.go.jp/publications/report/d031/jpn/page/global.htm | https://riss.aist.go.jp/lca-consortium/ | https://riss.aist.go.jp/idealab/idea/assessment/ | http://lca-forum.org/database/ | ||||||
◎:そのまま適用可能
○:加工したデータを適用可能(事務局より加工データ提供)
△:加工したデータを適用可能(事業者が自ら加工)
※:条件付きで適用可能
出典・引用
出典: 環境省「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.6)」シート「a国内DB一覧」(グリーン・バリューチェーンプラットフォーム)。原本の再構成部分は政府標準利用規約に基づく二次利用、解説部分はTANSO編集部の著作物です。算定・開示に用いる際は原本Excelで最終確認してください。
TANSO 炭素「[a] 国内の排出原単位データベース(環境省 排出原単位データベース Ver.3.6)」 https://tansodb.com/ef/v3-6/a-domestic-db
係数を選んだら、次は活動量。
Scope3の15カテゴリを実務目線で整理した記事と、自社の対応状況を3分で測る診断があります。